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2023年度 第2回講演会(開催報告、ポスター賞を追記)

「SDGsと応用物理」

応用物理学会関西支部講演会では,毎回特定のテーマを取り上げ,第一線でご活躍されている研究者・エンジニアに研究開発の現状をご紹介いただくとともに,学生を中心とした若手の発表の場も設け,研究成果の発信を通して相互の交流を深めることを目的としております.2023年度第2回講演会は,「SDGsと応用物理」をテーマとし,現代社会で求められている持続可能社会の実現に向けた展望と応用物理学分野の貢献に関して,最新の研究開発動向をご講演いただくとともにポスター発表を行い,大学研究者,企業研究者,学生間の交流を予定しております.今年度の新たな試みとして,講師と学生が気軽に懇談できる「Meetup」も開催いたします.

日時 2023年11月2日(木) 13:15講演開始
主催

応用物理学会関西支部

形式

関西学院大学西宮上ケ原キャンパス 関西学院会館(現地開催のみ)
https://kwangaku-kaikan1999.jp/

内容

第一部:講演の部「SDGsと応用物理」
13:15~13:25
開会の辞

【基調講演】
13:25~14:10
「SDGsと近代科学哲学について~SDGsウォッシュに加担しないために知っておくべきこと~」
佐藤 寛(開発社会学舎)

14:10~14:40
「パートナーシップで実践するSiCの研究開発と社会実装」
金子 忠昭(関西学院大学)

休憩・ポスター発表準備

15:00~15:30
「持続可能な社会に向けた三菱電機のデバイス開発~センサデバイスを中心に~」
長永 隆志(三菱電機)
15:30~16:00
「イノベーションを通じたサステナブル社会の実現について」
和泉 真(シャープ)

第二部:ポスター発表「最新の研究」・Meetupの部
16:10~18:10
ポスター発表・Meetup(同時並行開催を予定)
ポスター発表(30件程度,先着順)
応用物理学に関する内容であれば分野は限定いたしません.大学,研究・教育機関,企業の研究者など,皆様が対象です.ふるってお申込み下さい.
★ポスター発表要旨(日本語の場合200字程度,英語の場合150words程度)をご提出いただきます.
★優秀なポスター発表には賞を授与します.(受賞対象者:2024年4月1日時点で満33才以下)
ポスター賞の詳細(受賞者名・受賞タイトル名,受賞コメントなど)は,後日関西支部のウェブサイトに掲載予定です.
★ポスター発表される学生にはトラベルサポートを行います.

18:10~18:15
閉会の辞
18:30~
懇親会・ポスター賞授賞式

定員 100名(申込順)
申込方法

ポスター発表をご希望の方は,予稿テンプレート_2023第2回講演会.docxをダウンロードの上,必要事項を記入してメール添付にて下記までお送りください.
聴講希望の方は,氏名,所属,所属学会,連絡先を明記の上,聴講申込フォーム(このページ上部メニューの支部講演会にカーソルを合わせて現れるプルダウンメニューから聴講申込を選ぶ)からお申し込み下さい.

申込締切 10月19日(木) 正午
参加費 無料(ただし、懇親会参加の場合、懇親会費:一般3,000円、学生1,000円を予定)
申込先 応用物理学会関西支部事務局
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-1大阪大学大学院工学研究科物理学系専攻内
TEL/Fax: 06-4864-0125(火・金曜日のみ)
e-mail: secretary@jsap-kansai.jp
問合せ先 藤原 明比古(関西学院大学) 
銭谷 勇磁(パナソニック株式会社)
植本光治(神戸大学)
榎健太郎(三菱電機株式会社)
吉田章人(シャープ株式会社)
開催報告

第2回講演会は、対面形式で開催し、総勢81名の参加があり、盛況のうちに終了いたしました。第一部講演の部では、基調講演1件と招待講演3件が行われました。基調講演では、真のSDGsへの貢献のために、社会学の立場から応用物理学者にむけたメッセージが送られました。大学からの招待講演では、世界的に直面するパワー半導体不足に対する革新的な技術と新しい産学連携の在り方が紹介されました。企業からの招待講演2件では、それぞれの企業の強みを生かした技術に基づくデバイス開発とそれを通した社会貢献の取り組みが紹介されました。いずれの講演も活発な質疑がなされました。第二部ポスター発表・Meetupの部では、40件のポスター発表があり、熱心な議論が交わされました。前回好評であったMeetupは、今回も講師と学生の間で活発な交流の場となり、有意義なものとなりました。優れたポスター発表に対して、最優秀賞1件、優秀賞2件のポスター賞が授与されました。

ポスター賞

最優秀賞
P-12 ペリレンビスイミド-ペロブスカイトナノ結晶ヘテロ超格子の構築
久保 直輝¹, 山内 光陽², 増尾 貞弘¹
¹関西学院大学, ²京大化研

 

優秀賞
P-01 円偏光発光微細素子のためのメタサーフェスの作製および円偏光を用いた癌検出技術の検討
堀内 宏太朗¹, 戸田 晋太郎², 髙島 剛志³, 市川 修平¹, 森井 英一³
¹阪大院工, ²アルバック協働研, ³阪大院医

 

優秀賞
P-13 CoBHTの電子状態の歪み効果とトポロジカル特性
西込 健人¹, 熊谷 明哉², 塚越 一仁³, 若林 克法¹
¹関西学院大学, ²東北大AIMR, ³NIMS

 

受賞者のコメント
P-12 関西学院大学 久保 直輝 様
この度は「ポスター最優秀賞」を賜り、大変光栄に存じます。選考委員ならびに関係された諸先生に深く御礼申し上げます。
本研究では、無機物である量子ドットと有機分子の共集合構造制御について取り組み、得られた構造における光物性についても評価しました。今回の受賞を励みに、今後は新たな有機-無機ハイブリッド材料としての活用を見越して、さらなる研究の発展に努めたいと思っております。最後に、増尾貞弘教授、山内光陽先生をはじめ、日頃よりご指導頂いている先生方に、この場を借りて心から感謝申し上げます。

 

P-01 大阪大学 堀内 宏太朗 様
この度はポスター優秀賞を授与いただき誠にありがとうございます。
発表では、様々なご意見やご助言を頂くことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。またこの受賞は、これまで指導してくださったアルバック未来技術協働研究所の研究員や支えてくださった研究室メンバーのお力添えがあってのものです。この場を借りて厚く御礼申し上げます。今回の受賞を励みに、これからも研究活動に邁進していきたいと思います。この度は誠にありがとうございました。

 

P-13 関西学院大学 西込 健人 様
この度はポスター優秀者に選出していただいたこと,光栄に思っております。
私の研究は幸運にも最近合成された新規物質を扱わせていただき、その物性を計算するというものでした。世界で初めてその物性を知れると考えるととても嬉しく、日々の研究にも熱が入りました。今回このような機会をいただいたことで今後も一層研究に尽力していきたいと思いました。最後に、自身の研究を行うに当たってこれまでにお世話になった教授や同僚に深く御礼申し上げます。

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